乾燥肌にお悩みの方必見!日常生活やスキンケアで押さえておくべき6つのポイントをご紹介。洗顔後のつっぱり感やメイクの乗りが悪いと感じたら、あなたの肌は乾燥している可能性があります。この記事では、乾燥肌について正しい知識とスキンケア方法を解説するので、ぜひ参考にして健康な肌を手に入れましょう!
乾燥肌について知る
肌の水分が不足して、乾燥している状態のことをいいます。肌の水分が不足しているため、肌ツヤが失われ、化粧のノリが悪くなったり、洗顔や入浴後に、つっぱった感じがしたりします。本来の健康な肌というのはみずみずしく、しっとりとしているものです。しかしさまざまな原因によって肌の調子が崩れると、肌表面から水分が抜け出して乾燥が進んでしまいます。
原因は「肌のバリア機能」の低下
・生活習慣の乱れ
偏った食事や睡眠不足などによって生活習慣が乱れると、皮脂の分泌がアンバランスになって肌トラブルが起きたり、肌の回復能力が落ちることでバリア機能が低下したりする原因になります。
・エアコンが効いた室内で過ごす
エアコンが効いた空間で過ごしていると汗をかくことも少なく、肌本来の防御機能が働きにくくなります。汗や皮脂分泌の働きが低下すると、肌は乾燥しやすくなりバリア機能も低下してしまいます。
・紫外線によるダメージ
紫外線は、肌から水分を奪うとともに、肌の奥まで浸透して皮膚の若い細胞を傷つけます。そしてバリア機能を担っている角質層の細胞も不均一になって、ところどころ穴があいたような状態になり、バリア機能が低下してしまいます。
・間違ったスキンケア
洗顔中や洗顔後のスキンケアで「洗いすぎ」や「こすりすぎ」によって肌を摩擦で傷つけていると肌のバリア機能を低下させる原因になります。
天然保湿因子(NMF)とは
NMF(Natural MoisturizingFactor)とも呼ばれ、お肌の角質層の中で水分を抱え込んで保持する働きがあります。その約半分がうるおいの素であるアミノ酸で構成されており、セラミドとともにお肌のバリア機能において重要な成分の一つです。
乾燥肌とかゆみの関係
乾燥肌を放っておくと角質層がはがれてバリア機能が低下します。そこにアレルゲンや刺激物質が入り込んでかゆみを引き起こすのです。
注意するべきポイント
⑴ 肌をこすりすぎない
肌をこすってしまうと、角層が剥がれ落ち、バリア機能が低下する原因になります。洗顔をするときは、肌を傷つけないように、洗顔料をよく泡立ててから、泡で顔を包むようにやさしく洗うこと。
⑵ 熱いお湯に長くつからない
熱いお湯に長くつかると、角質層がふやけて肌のバリア機能が傷つきやすい状態になってしまう。
⑶ 洗顔・入浴後は保湿を行う
洗顔や入浴の後は肌のバリア機能が正常に働かなくなっているので、回復させるために洗顔や入浴の後は、肌が乾ききらないうちにしっかりと保湿ケアをすることが大切。
⑷ 食生活など生活習慣を見直す
バランスの良い規則正しい食生活を心がける。タンパク質、ビタミン、ミネラル類など、肌が必要とする栄養素をしっかり摂取することが大切。そして、十分な睡眠をとって、肌のターンオーバーを促す。
⑸ 適度に室内を加湿する
エアコンの使用による乾燥対策として、リビングや寝室に温湿度計を置いて湿度を管理すること。
⑹ 紫外線対策を行う
日焼け止めを塗り、紫外線によるダメージから肌を守りたい。乾燥が気になる方は保湿成分が配合されている、乳液またはクリームタイプの日焼け止めがおすすめ。日中の外出時には、帽子・日傘・長袖長ズボンなどを身につけ、直射日光をできるだけ浴びないように。
ボディケア
・洗う
GOOD
絹素材のタオル、低刺激性石鹸、手のひらで洗う
NG
ナイロンタオル、アカスリタオル、洗浄力の強い石鹸
・つかる
GOOD
ぬるめのお湯(38度~40度)、つかる時間は10分程度、保湿系入浴剤
NG
長時間熱いお湯につかる、保温・温熱効果の高すぎる入浴剤
・塗る
GOOD
油性成分配合・低刺激性の保湿剤、スキンケアは入浴後すぐ
NG
刺激のある成分入りの保湿剤、保湿剤の塗り忘れや塗り残し