紙パックのマキタ、サイクロンのダイソン、コードレス掃除機のタイプは結局この2社の方式に行き着くと思います。あなたがコードレスを選ぶ際は「毎日の掃除におけるストレスや時間を少なくしてくれるモデル」を考えてみてください。先端を謳う新機能ではなく基本性能で比較してみました。
私の見解
両者を比較してみる
小さい子供がいるので、汚い排気が出ないというか、むしろきれいな空気が出るっていうのはすごく嬉しくて、安心して掃除をすることができますね。
今まで使っていた軽量コードレスは、吸引力があまり良くなくて、コードレスじゃないのがいいのかなって思ってたところに、ダイソンと出会いました。ダイソンは本当に軽いのに吸引力がすごいんですよ。
とても軽くて負担なく掃除ができます。さらに評判通り吸引力が強力。今までたくさんの掃除機を使ってきましたが、いつも吸引力等に不満がありました。でもこのダイソンの掃除機は初めて満足して使うことができています。最高に良い製品だと思います。
ヘッドにブラシがないのが偉い。軽いし、毛が絡まないし。
洗面所の床に落ちている濡れた髪の毛もさっと吸い込むターボの力におどろきました。軽いからエアコンの掃除もラク。
1.3キロって本当に軽い。重い掃除機がつらくなってきた私でも片手で持ち上げられるから、本棚に積もったホコリもラクに吸えます。
吸引力について
吸込仕事率は風力と真空度を元に計算された数値で、掃除機の吸い込む力を示したもので、掃除機の吸引能力を比較する上で参考になる数字です。
Dyson Cyclone V10 | 130W |
マキタCL282FD | 60W |
ゴミの集じん方法
マキタ | ダイソン |
紙パック式 | サイクロン式 |
カプセル式 |
〜マキタ〜
ゴミが舞うリスクを減らしたい子育て世帯の人は、紙パック式がおすすめ。紙パック式のなかにも、使い捨てできる紙パックと、水洗いして繰り返し使えるダストバッグの2種類があり、より衛生に気を使うなら「使い捨て」を選びたい。しかし、紙パックに約600円(10枚入)のコストがかかるのが難点。
・使い捨ての紙パック……空気を通しにくい分、吸引力は落ちやすい
・ダストバッグ……..不織布でできていて空気を通しやすいため、吸引力は落ちにくい
・カプセル式 ………..紙パック式よりも集じん容量が大きいためゴミ捨ての回数を減らせる。ただし、ゴミ捨てのときにホコリの舞い上がりに注意が必要。
〜ダイソン〜
遠心力でゴミと空気を分離するサイクロン式。ゴミは透明なダストカップに直接溜まり、空気はフィルターを通して排気される仕組みになっている。
・サイクロン式 ………
紙パックがいらないので低コスト、強力なフィルターにより排気がクリーンなこと。そして紙パックの目詰まりというのがないので、吸引力の低下が起こらない。しかし、安定した性能を保つために定期的なフィルター掃除が必要になる。
重量やサイズ感
マキタ | ダイソン | ||
CL001G | 1.6kg | V15 Detect | 2.61kg |
CL282FD | 1.5kg | V12 Detect Slim | 2.2kg |
CL281FD | 1.4kg | Digital Slim | 1.9kg |
CL280FD | 1.4kg | Micro 1.5kg | 1.5kg |
重量はマキタが概ね軽いです。ダイソンにも軽量モデルは存在しますが、平均的に0.5〜0.6kgほど重たいですね。フラッグシップモデルのV15に至っては2.6kgもあります。マキタの方が片手でも楽々扱えるといった印象です。
マキタ | ダイソン | ||
CL001G | 1066mm | V15 Detect | 1086mm |
CL282FD | 1016mm | V12 Detect Slim | 1095mm |
CL281FD | 1016mm | Digital Slim | 1077mm |
CL280FD | 1016mm | Micro 1.5kg | 1091mm |
上の表は掃除機のホースを含めた本体の高さを表しますが、マキタに比べてダイソンはやや長めなので、小柄な女性には少し扱いづらいと感じるかもしれません。
充電について
〜マキタ〜
〜ダイソン〜
バッテリー交換式の掃除機のため、使用する前には充電する必要があります。付属する急速充電対応の充電器で満充電にかかる時間は約22分。
基本的にバッテリーが本体内蔵で本体ごと充電するタイプとなっています。専用のスタンドや壁掛け収納ツールを使えば、引っ掛けるだけで収納と同時に充電ができます。
電気代について
紙パック式 | 最大1,888円(年間) |
サイクロン式 | 最大1,182円(年間) |
紙パック式掃除機の最大消費電力は約1,150W、サイクロン式掃除機の最大消費電力は約720Wとなりますが、1日10分連続しようという条件において年間にかかる電気代を比べてみると、サイクロン式の方が電気代は安いようです。これは吸引力、集じんなどの効率が関係しているのではないでしょうか。
メリット・デメリット
紙パック掃除機のメリットは?
・紙パックごとゴミを捨てられるので手軽で衛生的
・定期的なフィルター掃除などが不要(紙パックがフィルター替わりをしている)
・ゴミ捨ての回数が少なくて済む
・掃除機内が密封されているぶん吸引力は強い
紙パック掃除機のデメリットは?
・紙パックを定期的に買い足す必要があるためランニングコストがかかる。
・構造上排気がゴミの中を通ることになるため排気臭が気になる。
サイクロン掃除機のメリットは?
・吸引力の持続性が高い。
・ゴミと分離された空気を廃棄する構造のため、排気がクリーンであり特有の臭いも出づらい。
・紙パックの交換が不要
サイクロン掃除機のデメリットは?
・フィルターやダストカップのこまめな手入れが必要なこと。
・ゴミ捨ての頻度が多い。
・使用頻度やダストカップの容量による違いはありますが、最低でも1週間に1度はゴミ捨てをすることが推奨されています。紙パックの交換時期が平均1~2ヶ月という事を考えると面倒と感じるかもしれません。
・ゴミ捨て時にホコリが飛散しやすい
・回収されたホコリはとても微細な粉状になっているため、ホコリが飛び散ってしまわないよう丁寧なゴミ捨て作業が求められます。
紙パック式掃除機に比べて、吸引力が低い